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ブリッジとペグ。

2011年07月15日 23:01

モデリングは弦も張って殆ど終了。
アーチドトップじゃないギブソンはサクサク作れていい感じ。

まずはブリッジ。

mmb_wip03_01.jpg
EBや他のベースなどでも使用されていた、スタッドが2本の2点支持のブリッジ。
正式名はよくわからないけどギブソンベースであれば《2-Point Bridge》で世界的に通じるようです。
構造としてはチューン-O-マチックに弦のボールエンドを引っ掛ける爪を付けたような最小限構成。
現行品でよく使われる3点支持のブリッジもそうですが、
特にこのブリッジは、ボールエンドからサドルまでの距離が短いので色々と問題が多いようです。
距離の短さのせいで、四弦などボールエンド側の飾り糸部分がサドルに乗っかっちゃったりして
ミュートされたような音になったりするようで。
まー毎度の事ながら3DCGなので問題は無いんですけどねー。
ついでに、本来ピックガード上に付くフィンガーレストやら弦を覆うようなカバーは邪魔なのでモデリングしてません。
要りません(笑)

で、チープさに拍車をかけるペグ。

mmb_wip03_02.jpg
このペグは日本製らしく、60年代後半にEB-0などにも使用されていたもの。
内部にJAPANと刻印があるので日本製ということですが、詳しい素性は不明。
不明な点が多いので写真を伸ばしたり歪めたり切ったり貼ったりしながらそれなりの寸法でモデリングしました。
羽子板のようなチープなヘッドに結構似合ってるペグだと思います。
ひとつのペグに六つもビスがあっていかめしいですが、四隅のビスがヘッドへの固定用で
センターの二本は裏蓋を閉じるための短いビスのようです。
ロッドカバーはジュニアグレードに倣って黒1Pのものにしました。
中古市場では交換されている個体も多いようですが、ロッドカバーは黒1Pで正解だと思います。

《メロディメーカー・ベース》というのは、後にも先にもこれしかないので不運なベースかもしれませんね。
最近のギブソンってメロディメーカーの新シリーズ(FVとかEXも!)を発表したりLPJrベースを出したりと
なんかエピフォンみたいになってますが(笑)いい流れだなーと思って見ています。
このドサクサに紛れてメロディメーカー・ベースも、お安く復活してくれれば楽しいんだけど。
安いと言えばゴールドトップの《LP Studio 50s TRIBUTE》とかすげー安くてカッコよかったもんなぁ。
ああいう粋なギターやベースがもっと増えればいいな。


作業ペースが快調なのでもうちょっとメロディメーカー・ベースについて調べてみました。

Gibsonの分家とも言えるブランド《Kalamazoo(カラマズー)》製の《KB1》という名のベースが
共通点の多さからみてメロディメーカー・ベースを語る上で重要なモデルだろうと推測できます。
Kalamazooブランドでは60年代半ばから70年代初頭まで低価格のエレキギターやエレキベースを製造していた。
Kalamazooブランド自体の歴史は1930年代から続いた古いものだがエレキ楽器のブランドとしては短命。
Gibsonがプロデュースするセカンドブランドは多くある(あった)ので、その中のブランドの一つだった。
(買収による傘下ブランドではなくGibsonに無いものを製造するGibsonによるセカンドブランド)
デタッチャブルネックとMDF(中密度繊維板:木質繊維を原料とする成型板:木片を圧縮して板にする)など
Gibsonには無い特徴で低価格化を実現している。
ちなみに、ミシガン州カラマズーはGibson発祥の地。
http://www.fox-guitars.com/Gibson-Made_Brands.html (Gibson絡みのブランドについての参考サイト)

KB1というベース、ヘッド形状以外はほぼメロディーメーカー・ベースと似ており、
メロディメーカー・ベースはあきらかにGibsonとKalamazooの関係の上に成り立ったベースであって、
Gibsonブランドとしての限界点(低価格化の)なのだと思います。
むしろ、KB1ありきでメロディメーカー・ベースが作られたように感じます。
要するに、Gibsonの技術でセットネックされたボディにKalamazooで使用されている安いパーツを乗せてみた、という感じでしょう。

66年から69年までの価格差から見てみると。
EB-0が$240~$275と値上がりして行き、メロディメーカー・ベースも$200~$240だったのに対して、
KB1は約$120とほぼ半値で、66年から69年の4年間で約6300本も出荷されています。
EB-0だと66年から68年までは年間約1500本、69年に突然3000本出荷されているので、
楽器としての信頼はGibsonに分があり、とにかく安いベースが欲しいという需要にはKalamazooで対応出来ていたような感じ。
メロディメーカー・ベースの出荷本数は不明なのでGibsonの気まぐれで製造されていたのかもしれません(笑)
そう考えるとEB-0が順調に売れているので少しだけ安いメロディメーカー・ベースを製造する意味が無くなったのかもしれませんね。
圧倒的な資料の少なさは、Kalamazooのパーツを流用しているのでGibsonの家系的に公式に認められていないのかもしれない。
中途半端にコストダウンされて居場所が無くなったのはファイヤーバードとも共通する悲しい運命だなぁ。

ついでに、1969年のEB-3が$390なのでEB-3を買えない人は安っぽいメロディメーカー・ベースよりもEB-0を選ぶでしょうね。
1960年代は$1=360円の時代、当時の日本の物価のことを考えるとそこから更に3倍ぐらいの価値があったのかな。
日本では10万円以下のGibsonなんてありえない時代だったんだろうなー(笑)
まぁ、その簡単に手に届かない憧れのようなものが国産ギターのコピー技術の向上に繋がったんでしょうね。

文字ばっかりですまん。


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