木目テクスチャ大作戦、その2。

2010年05月25日 21:21

前回、何をどうすればどうなるかは大体理解出来たので、
どんどん精度を上げて行きたいと思います。
とりあえず、手元に転がっていたアルダーの端材を参考に前回のリベンジをしてやりましょう。

alderbody02_01.jpg alderbody02_02.jpg
若い頃に塗装前のアルダーをヤスリがけしてる時のことを思い出してしまいました(笑)
3DCGはヤスリがけしなくてもつるつるなので素敵です。
なんとなくアルダーの2ピースボディにしてみました。
センターラインで材が左右に分かれているのが確認できますね。
アッシュなどに比べてアルダーは大木になりにくいので2,3ピースの接ぎなら当り前。
塗りつぶしの色で塗装を前提に作られた安価なギターなら4,5ピースなんかも多いですね。
1ピースと2ピースボディの音質の違いは僕の耳では判りません。
希少価値とかステイタスみたいなもんかなー、1ピースボディって。
個人的にはギリギリ取れた1ピースより、良い所を選んで2ピースにしたものの方が上質なイメージがあります。

フェンダータイプのボディでこういう木目なら、
「あぁ、これはアルダーですね。」と他人が見ても認識できるぐらいの木目になったと思います。
木目も大事だけど木の色味も材を判断する目安になりますからね。
前回適当に作ったものとは比べたくないぐらいいい感じだと思います。
シースルー系の塗装とかをしやすいようにかなり明るくしたんですけど前回の色が濃すぎただけで、
木地の状態ではこれぐらい白い方がそれっぽく見える感じもします。
明るくしたことでザクザクと削りやすそうな柔らかい感じが出たんじゃないかな。
アルダーらしい基本マテリアルが出来たので、あとは読み込むボディを変えるだけで他のギターにも簡単に応用できる。

で、塗装した感じでもチェックしてみます。

alderbody02_03.jpg alderbody02_04.jpg
いやーお上品ですねぇ。
アルダーのナチュラルだとなんか80年代の良い頃の国産ギターみたいな印象。
同じテクスチャをマテリアルルームで強度を上げて若干濃くして、薄いオレンジをディフューズカラーに乗せただけ。
ちゃんとした木目テクスチャが作れるとなんでも出来そうだなぁ。

ちなみに。

aldercut.jpg
このように大きい箱を丸太と考えてどの辺りの材でボディを作るか、いい感じの木目の出やすいような木取りを考えて
箱ごとBlenderに持ち込んでからマテリアルを設定しています。(画像はメタセコで加工中のもの)
箱の手前と奥の正方形の面が丸太の年輪の断面となるようにBlenderでテクスチャ設定しています。
きれいなテクスチャにするためにきれいなUV展開(面が重ならないような)は必須ですが、
UVさえ決まっていればアレンビックのようなややこしいラミネートボディも余計な線を増やさずに再現できますね。
画像のようにボディをセンターで二つに割っておけば苦労無く2ピースボディのテクスチャになってくれます。

丸太をイメージした箱は大まかな木目を決めるためのテンプレ代わりなので
大体の木目が設定出来たら、中に入っているボディの位置だけ変えて、良い木目の出る木取り位置を決めるわけです。
ボディだけ読み込んで木目テクスチャのオフセット値などで設定するよりも木目の出方を想像しやすいし、
何よりギターを作ってる実感を味わえます。
ギタークラフトマンと言うよりもバーチャル材木屋ですけど(笑)

Blenderで木目を作る基本的な操作は理解出来たので、
あとは木材の知識とギターの知識だけで他の木材バリエーションも作れそう。

大きな壁を乗り越えた感じです。


コメント

  1. kim99 | URL | -

    Re: 木目テクスチャ大作戦、その2。

    弦の振動とボディーの剛性、ピックアップマイクをシミュレーションできたら、、、どんな音がするのか聴けるのですけど、、、、なんて思わせます。
    (造形から音を想像して満足してましたが、こんな画をみせられると どんな音がするのかききたいと思います。)
    初歩のラジオ
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E6%AD%A9%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA
    という雑誌にエレキギターの作り方のレポートがあったことを思い出しました。

  2. マスクダ | URL | -

    こんにちは。

    熟練のクラフトマンになると選んだ材、使うパーツによってある程度の音の傾向は想像できるでしょうね。
    まぁそれは単純に積み重ねた経験によるものでしょうけど。
    3DCGで作ったもので音まで再現できたら確かに面白いですよねー。
    ただギターやベース本体は不確定要素が多すぎるので
    ピックアップとアンプのスピーカーをシミュレートするのが現実的な気もします。

    本体はそれらしく見える程度にしか作ってませんのでオンチな楽器になります(笑)

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