変なベース。

2008年11月26日 21:32

展覧会用の絵もゴールが見えたので気分すっきりでまた精進。
今回はちょっとした依頼で変なベースを猛スピードで製作中、モデリングはほぼ終了。

m10_wip01.jpg

まぁ変なベースってのは失礼な言い方だけど、
資料が異様に少ないという点ですげー変ですねー。
ちょっと邪悪なシェイプにごまかされがちですが、
パーツ構成から考えるとシンプルでいかにもベースらしいベースのような気もします。
本来はWashburnのM10/M12というラインのベースなんですが、
ミュージシャン専用モデルらしくピックアップとコントロールに相違点があります。
ちなみに、ピックアップはM10がJタイプ、M12がPJタイプのようです。
今回のモデルは市販モデルに無いミニスイッチがあるので《ハム/シングル》スイッチか《ON/OFF》スイッチか。
このピックアップなら《ハム/シングル》だと思いますけど。
公式の資料が少なく市販モデルでもなく現行モデルでもないので全くの想像です。

さてさて。

他人の依頼で何かを作るってのは久しぶりでありますね、
①気分が乗るものであること。
②誰も作りそうに無いもの。
この2つは僕にとって最低条件のような気がします。

①に関しては、単に好きだったり、資料が豊富だったりなんですが、
今回は資料が異様に少ないながらも、どんどん頭の中で形が見えてきたという珍しいケース。
フェンダー社系のデタッチャブル・ネックは基準を決めれば寸法が出しやすく、
モデリングの際も基準面に沿って作りやすいのでストレスが少ない。
あとはミュージックマンのハムバッカーとバダスのブリッジって僕の中では《漢仕様》なので非常にツボだったり。
僕が実際に所有しているベース3本の内、2本がこの《バダス1ブリッジ》だったりします。
過去ポーザー用に作ったベースでも、ジーン・シモンズの斧ベース、ニッキー・シックスのスペクター共に
《バダス1》だというバダスバカっぷりです。

②に至っては枡久田が作らないと誰が作るんだ、という勝手な使命めいたものなど感じたりしました。
このベースは地味ですけど、斧ベースや炎ギターに通じるアクの強さがありますねぇ。
地味と言うより、根は真面目だけどワルぶってる、そんな斜に構えたような印象を受けます。
見た感じは重量バランスも良さそうで、なにげに計算されてるシェイプなのかなーとも思ったりします。
Washburnっていうメーカーはデザインが垢抜けない会社だなぁって印象がいまだにあるんですよね、
80年代ダサデザインメタルギターな刷り込みが根強く残ってます(笑)
N-4で注目されてからちょっと良くなってきたのかな。
このベースはちょっと好きになりました。

脱線しましたが。

誰も作りそうにないってことは誰も持って無いってことなので
これは創作活動する上での大きな一因となりますね。
ピカピカの新品ではなくコテコテの中古品にするつもり、実はここが今回のテーマ。

ポーザー用ということで音やら弾きやすさなんかは考えなくてもいいのですが、
楽器としてのウソはついちゃいかんなぁと心掛けております。
多少の調整で本物の図面として使えるぐらいのモデリングが理想なんだけどな。

長くてすまん。


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