日記とは。

2015年11月04日 01:54

前回のお知らせから早一年を越えて更に二ヶ月。
数年前より既に日記としての体を成していない精進日記ではありますが、
生涯精進していくぞ、という気概だけは失うことなく日々三度のごはんをおいしくいただいております。

で。

言い訳じみた報告などをしておきますと、
この一年、ほぼ80%を日本海側の見知らぬ土地で過ごすという仕事とはいえ放置度高めのミッションに従事しており
その間、与えられた電脳環境は中華製の泥タブ一枚という何をしようにもどうにもならん状態を強いられており
なーんて言うと「大変なんですねぇ。」なんて同情されてしまいそうですが、意外と楽しい長期出張でありました。

そんなわけで。
gfb_wip01.jpg
勘を取り戻すためにリバースの火の鳥。
いろいろなところが面倒すぎるギターなのでチョイスを誤ったかもしれない。

まぁいいか。

まぁなんとか。

2015年11月10日 08:32

超有名モデルだけどもGibson的にはかなり異端児とも言えるファイヤーバード。
MDPでは、約6年前にノンリバース・ファイヤーバードを作りましたが、
今回はリバース・ファイヤーバードであり、ファイヤーバード的にはこちらが初代というか元祖というか。


ファイヤーバードって立っても座っても弾きづらいけどかっこいいよねー。
Gibsonでは珍しいスルーネック構造でセンターブロックと両ウイングの接合方法やヘッドやボディの段差も凝っている。
金と暇と心に余裕があるなら実際に木を削って作ってみたいギターでもあります。

キレイなGibsonの最後の良心とでも言うか、本当に手間をかけられた美しいギターだなぁ。
銘木をふんだんに使ったようなわかりやすい派手なインパクトは無いけども、
木工職人の美意識とでも言いますか、こういうギターは作ってて楽しいんだろうなぁなんて思います。
楽器としての設計思想には多少《?》と考えさせられるところもありますが、
トータルで考えれば非常に稀有なバランスのギターではないでしょうか。

まぁ、このギターに偏執的に手間をかけすぎたせいもあって1963~65年という短命に終わり
モデルチェンジ後のノンリバース・ファイヤーバードが真逆のコストカットに徹した残念ギターになってしまったのが悲しいところ。


今回の目標はシンプルに《Firebird V》を基本に《ヴァイブローラ無し》で《T-O-M&テイルピース》
みたいなやや現代的な仕様を考えています。
サンバーストで渋く使ってもいいしカスタムカラーでド派手に使ってもよし、な感じ。

ちなみに《Firebird V》ってのはGibsonのグレードでいうと《スタンダード》に類するもの。
《Ⅰ・Ⅲ・Ⅴ・Ⅶ》と順に《ジュニア・スペシャル・スタンダード・カスタム》となっています。


ボディとネックが繋がれば大体クリアしたようなもんだけど
ヘッドの形状バランスがちょっと悪いような気もするので修正しようかな。
あとの課題はスルーネックを表現するテクスチャぐらい?

いいぞ。

地味編集。

2015年11月15日 14:34

ヘッドの形がどうも気になったので作り直しました。


大した違いではないんだけど、一度気になったが最後見れば見るほど気になるもんです。
違和感の元凶は90年代のヒスコレなどの再生産ものから起こしたテンプレだったのかな。
実際に立体にしてみてぐりぐりといろんな角度から見てみないとわからないなぁ。

そんなわけで順調。

あたかも凶器。

2015年11月19日 13:00

リバース・ファイヤーバードの大きな特徴でもあるバンジョースタイルチューナーなど。


元々はGibsonのバンジョーに使用されるクルーソン製のものらしくバンジョースタイルつうか本物のバンジョー用なのですが
バンジョー界でもそんなに評判の良いチューナーでもなかったようなので70年代に入ると消滅してしまいます。
バンジョーでは使われなくなったけどファイヤーバードの再生産のために復刻されたり、となかなか特殊なパーツですね。
もう殆どファイヤーバード用と言ってもいいぐらいです(笑)

6つもヘッドの裏に並ぶとなかなかの存在感で形もかっこいいんだけど
見ての通りのゴツさゆえ、重量もハンパではなく通常の6連クルーソンなどと比べても倍近くあります。
現行品のファイヤーバードではスタインバーガーのギアレスチューナーなどが採用されているので
見た目シンプルで操作性も良く、随分と軽量化されてはいるんですが、、、。

バランスが悪かろうがやっぱりファイヤーバード的には

クルーソンのバンジョースタイルチューナー=粋
スタインバーガーのギアレスチューナー=野暮

ですよね(笑)

いつも通りっぽい。

2015年11月23日 03:50

いろいろと懸念材料はあったにせよなんとかいつも通りのような感じでいけそうですね。


一見シンプルで作りやすそうなギターなんだけど、それなりに再現するとなるとかなり面倒です。
独特なボディ構造ゆえにその場で考えながら試すことも多かった。
久しぶりに作り応えのある感じで楽しかったです、ってまだ終わりじゃないけど。

パーツ類は過去作より流用する物も多いので足りない物は後ほどメタセコにて合成。
今回、ミニハムは新規で作った、理由はなんとなく作りたかったから(笑)

弦のヘッド側、ペグポストに巻いている部分も新規で巻き直しました。
ポストの径が8mmと通常より太くストレート形状なので加工するより新規で作った方が早そうだったので。
弦のような螺旋パイプ状のモデリングは楽しいけど6本もあるとさすがに面倒です。

ストラップピンはボディサイド2つにボディバック1つの計3つ、が正式な仕様らしいのでそうしました。
稀に《サイドに2つ》だったり《サイドとバックに1つずつ》のような仕様もあるらしいのですが
年代毎の仕様というよりももっと小規模なロットによる仕様の違いと言いますか
職人さんの気まぐれだとか、一時的なパーツ不足なんかで現場対応で処理みたいなこともあるだろうな、などと推測。

ちなみにヘッド角度は14度、ネックの仕込み角は1.75度という現行品を参考にしています。
特に問題無く収まっているので正解なんでしょう。

UV展開めんどくせ。

いいですね。

2015年11月27日 07:14

メタセコにてUV展開済みの既存のパーツなどを配置しまして完成像が見えてきました。


あぁぁやっぱりファイヤーバードっていいデザインだわ。
今の目で見る《レトロ感》と当時のデザインの《モダン観》が絶妙に混ざってる感じがして素敵すぎます。

こうなるとタイプ違いで色々と欲しくなっちゃうなぁ。
ブリッジはそのままでピックアップの数ぐらいは変更できるようにしておこうかな。
指板はすでにレスポールと共通のものなのでテクスチャもポジションマークも簡単に変更できるし。


ファイヤーバードといえば?で思い浮かぶのは多分ジョニー・ウィンターなんだろうけど
60年代後期のローリング・ストーンズなんかも2人揃って使ってたようだし、
クリーム後期のエリック・クラプトンの写真もよく見かけますよね。
あの人もあの人もと、枚挙にいとまがないファイヤーバード使用者ですが、
トレードマークと言うか、イコールで結ばれるのはやっぱりジョニー・ウィンターだろうなぁ。
SRVはよく聴いたけどJWはあんまり聴いてないんですよね。

Youtubeでも見てこよう(笑)


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