ふりだしに戻る。

2013年06月02日 20:57

結局、ボディの外周を作り直し、それに合わせて外周にかかるネックのジョイント部分も作り直し。
ボディは一回り小さくシャープになったのでN4らしさも出た。
比較画像が無いので変わった感じはあまり無いけど、結構変わりました。
作り直してよかったと思う。

wn4_wip06.jpg
モデリングのための資料集めはインターネットが無いともうどうにもならないぐらい依存してるわけですが、
比較的簡単に資料が集まる反面、集めた資料の周到な吟味というものが重要にもなり、
そういった面倒なことを怠ると、時と場合によってはふりだしに戻ったりもするわけです(笑)

「わたしは、成長するチャンスを与えられたのだ。」

などと負け惜しみを言いつつモチベーションを維持します。
作るのは自分ですからいくら多くの資料を集めたからといって、
それらを纏めて取捨選択し自分なりの筋の通った正解を出しておかなければ意味が無いわけで。
まぁ簡単に言うと参考にしたN4のテンプレが想像以上に適当だったので作り直したんです。
テンプレが悪いんやない、わいが悪いんや。
しかし「こういう風にラインを繋げれば良い。」という予習がしっかりと出来ている(笑)ので
作業スピードは半分以下だと思う。

そんなわけで流用出来るノブやスイッチやストラップピンなども追加して本体を組み上げました。
ペグはシャーラーのミニタイプをちょっと加工して流用する予定。
ペグのつまみは丸いクルーソンっぽいメタルボタンなのでそれもちょっとした加工で流用出来そう。
モデリング的にはもう面倒な部分は無い。

UV展開は面倒だろうな。

乗り切った。

2013年06月08日 18:01

UV展開を終了させてテクスチャを作りました。
UV展開はいつも通りなので特に苦労は無いですが、テクスチャを作るのにえらい時間がかかった。
毎度ですがメタセコでWarabiレンダリング。

wn4_wip07_01.jpg
いつもはパーツ類もテキトーであれマテリアルを設定したりしてそれらしくレンダしてるんですが、
めんどくさくなっちゃったので白のままで。
今回は異様にマテリアルが多いです、ごめんなさい。
ヘッドやネックのロゴなどは暫定ロゴなので配布時には素敵な枡久田仕様に変更します。
重ね重ねごめんなさい。

で、今までN4を作れなかった原因のひとつでもある木目テクスチャ。
N4と言えば木目を生かしたナチュラルフィニッシュが印象的ですよね。
しかし、N4の場合は恐らく《美しい木目を見せる》という狙いではなく《虚飾を排す》のが狙いでしょうね。
木材の鳴りという要素にも配慮されているのかもしれません。
1990年頃ですから派手な見た目のギターが馬鹿みたいに見えてきた時代だったというのもあるかも(笑)
ナチュラルフィニッシュでボリュームとスイッチが一個という一見地味とも思える外観ですが、
派手なものが出尽くした当時としては、そのシンプルさが新鮮に映りました。
ヌーノはプレイスタイルが華やかですからね、ギターはキラキラじゃなくてもいいんでしょうな。

そんなわけでまずはアルダーボディにメイプルネックとエボニー指板の基本セットを。

wn4_wip07_02.jpg
ボディはアルダーの2ピースでネックのメイプルはまぁいつも通りかな。
ネックはスカーフジョイントなので斜めに切ってヘッドを水平の位置にしてメイプルのマテリアルをベイク。
今回は指板のテクスチャもBlenderで作ってみました。
改良の余地はまだありますが、100%仮想空間で木目テクスチャを作れるようになったのでとりあえずは満足。

そしてN4のもうひとつの有名な要素であるパデューク材(Padauk)も作りました。

wn4_wip07_03.jpg
ボディとネックはパデュークで指板はエボニー。
パデュークボディも基本的には2ピースのものが多いんですが、ピースの継ぎ目が目立たないものが多いですね。
左右の色味を合わせたり木目の流れを考慮したりと実際には手間のかかる工程です。
ま、もちろん当たり外れもあるんでしょうけど、N4に関しては良い仕事をしているような印象を受けます。
ついでなのでパデューク指板も作りましたが(画像下)メリハリが無いので指板はエボニーの方がいいな。

パデュークは結構古くからギターやベースの材としてはポピュラーだったように思いますが、
僕の記憶する限り80年代にはパドックという表記が一般的でした。
なので、パデュークという表記は正確なのかもしれないけどいまだに違和感があります(笑)
現在でもDIYやらの木工関係ではパドックの表記の方が通りがいいかもしれません。
ちなみにパデュークは日本でいうとカリンの仲間、重い材なのでN4のようなコンパクトなボディには向いているかな。
のど飴やらお酒で有名な《バラ科のカリン》ではなく《マメ科のカリン》で東南アジアが産地、
その中でもミャンマーでの呼び方がパドウク/パデュークとのことです。

初期のN4パデュークにはオレンジっぽい色味のもの、近年では紫っぽい色味のものが使用されています。
アルダーを赤く着色したものも出回っていた時期もあるようです。
あまりオレンジに振るとマホガニーっぽく見えちゃうし紫を多くするとローズウッドっぽくもありますね。
なかなかさじ加減が難しい木です。
木目が素直すぎる出来になりましたがそこそこいい感じになったんではないかな。

N4はブログとして精進日記を始める前、HPで日記を書いていた頃に作りかけたことがあります。
当然のことながら木目のテクスチャを作るスキルがなかったので、形だけ出してボツになりました。
今こうしてそれなりのN4を作れるってことは感慨深いものでありますねぇ。

感慨深いついでに、過去のストラト系ギターで大きさ比較。

wn4_wip07_04.jpg
上からSRV仕様のストラト、今回のN4、下はジャクソンのソロイストSL-2。
ストラトとソロイストは2004年に作ったもの、そら感慨深いわ(笑)
レンダリングしてみると品質に大した違いは無いようにも見えますが、やはり細部の密度が全然違いますね。
古い2本はサイズ的に結構雰囲気で作っていたのである程度スケールを合わせてから3本同時にレンダしました。
ストラトってバランスが良く身体にフィットして弾きやすいので、ギター自体の大きさは気にならないんだけど、
N4と比べてみるとかなりデカいことがわかります。
身長が180cm以上無いと通常のストラトってかなり大きく見えるんですよね。
日本でN4が人気を保っているのはこういったコンパクトさも起因しているような気がします。
3本ともロングスケールなので弦長は同じ、設計次第でどうにでもなるもんですね。

2004年かぁ。

毎度な感じ。

2013年06月12日 20:59

ポーザーに持ってきてテクスチャ貼ったらもうすぐ完成ですね。
毎度毎度な作業だけど今回より汎用的なテクスチャは《general》というフォルダを作って
そこから読み込むようにしています。
そういうこともあって、今回より多少マテリアルの組み方が煩雑になります。
今後の事をトータルで考えれば合理的ですが、部分的に見れば無駄が増えました。
なんかお役所仕事みたい(笑)

そんなわけでポーザーにて。

wn4_wip08.jpg
オイルフィニッシュだかサテンフィニッシュだかのN4ですから、
いつものようなテカテカな仕上げではないので多少雰囲気が違いますね。
ボディとネックとロゴの色を同時に変えるMATをアルダーとパデュークの2種類にします。
ボディとネックと個々にマテリアルを変えられるようにも考えたんですが、
この2種類以外の組み合わせってどうも美しくないんですよね、なので2種類だけ。
ネックと指板のテクスチャは2種類を一枚にまとめているので
ついでに作ったパデューク指板のテクスチャにも変更できます。
ただついでのオマケということでそれ用のPZ2は付けないので《V_Offset》とかで変更してください。

各部が可動するのはもちろん、トレモロアームとバックパネルの表示・非表示のPZ2ぐらいかな。
あんまりお楽しみ要素は無いギターですね。
ヌーノのN4というと汗やら垢やらでなかなかハードに汚れた見た目になっていますが、
そういうのもそのうち再現出来ると楽しいんだろうなぁなどと思っています。

思っているだけです。

N4出来ました。

2013年06月15日 21:08

なんと言いますか新環境でのギター一発目という訳ではないですが、
やっぱり妙なところに妙に力が入っているような感じもします。
実際のところポリゴン数的にも過去作と比べると確実に増量傾向になってるし。
まぁいつも通りのつもりがそうはなっていないように思います。
良い方向に振れていればいいんですけどねー。

そんなわけでWashburnのN4の配布です。

W-N4.png
http://mdp4.web.fc2.com/DL/DLpage.html(DLページ)
今回もまだ配布物の入れ替えは無し。
Gibson軍団に突然N4て居心地悪そうですけどモダンな感じになりましたよ。
でもWashburnだってGibsonに負けず劣らずの長い歴史のあるメーカーなんですよね。
長けりゃ良いってもんでもないですが(笑)

**毎回のご注意**
反射マップにPoser6以上のバージョンに付属の以下の物を使用・指定しています。
Texturesフォルダ内をインストール時から原形をとどめないほど大改造している人は読み込み時にご注意ください。

:Runtime:Textures:Poser 6 Textures:LightProbes:interiorLightFromSide.jpg

特にお遊び要素も無く必要最低限のことだけしかやってません。
アルダーボディ+メイプルネックとパデュークボディ+パデュークネックの2種類で、どちらもエボニー指板。
ただ、オマケ要素として試しに作ったパデューク指板のテクスチャと
ポジションマークのマスク画像に《Mourning Widows》仕様のデザインのものを追加しています。
指板(fingerboard)のマテリアルでテクスチャの《V_Offset》を0.5にすると使用できます。

結構どうでもいいオマケかもしれない(笑)

あとは各部の可動はいつも通りで前回の記事でも触れましたが
トレモロアームとバックパネルの表示・非表示の切り替えがPZ2で可能です。
わざわざポーズライブラリからPZ2適用するまでもなく、
プロパティウィンドウでVisibleのチェックボックスを切り替えれば済みます。
ただ、トレモロアームは2つのパーツを同時に表示・非表示しつつ可動のためのERCダイアルも表示・非表示するという
これまたどうでもいい仕様になっています。

Poser7E、PoserPro2012Eでの動作を確認、Poser7以上での使用を推奨。
Poser6またはPoser8では動作確認していませんが、致命的な問題は無いと思います。
DazStudioでの動作確認はしておりません。

ペグは2010年以降の仕様、ポーザーに付属のPythonスクリプトを呼び出してランダムにくるくる回る仕様です。
必ずギター本体を選択してからPZ2を適用してください。


wn4_wip09_01.jpg wn4_wip09_02.jpg
色々と不安がありながらもそれなりの完成度で仕上がったのは嬉しいです。
それと同時に木材のテクスチャももう少しレベルアップさせたいように感じます。
特にN4のような全体に木目が露出するようなギターだったせいもありますが、
作るたびにまだまだ不満が出てくるのは健全なんだろうな。

お疲れさまでした。


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