ついにこの時が来た。

2012年03月04日 00:50

B.C.Richのワーロックベースを作りますよ。
ワーロックのデザインがHR/HM系のミュージシャンに与えた衝撃たるや計り知れないものがあると思います。
僕個人的には80年代前半のヘビィメタルの象徴のようなデザインだと考えてます。
特にアメリカのヘビィメタル、じわじわとLAメタル勢が拡大しつつあった時代。
LAメタルと言えば《Charvel/Jackson》の時代とも思えるんですが、
《Charvel/Jackson》は、派手なペイントで個性を出す方向が強かったように思う。
ギター自体のシェイプはFenderやGibsonのものを先鋭化しただけのようなオーソドックスなタイプに人気が集中していたような。

B.C.Richの場合、有機的な美しい曲線がエキセントリックに変化していくのが80年代のワーロックからだと思います。
ワーロック以前のデザインは全部好き、ワーロック以降のデザインには嫌いなものが多いという感じ。
特に近年のクワガタみたいなヘッドシェイプにはやり過ぎ感だけが漂っていてどうも好きにはなれない。
なんにせよ、ワーロックがB.C.Richの転換期であり、それ以降販路拡大と共に品質低下も加わって
ブランドとしての価値は下がっちゃった感じは否めませんが、有名ブランドには必ずある栄光と挫折なのでまぁいいか。

wb_wip01.jpg
これも大昔に作りかけて放置してたものを今更ながらのリファインです。
なので基本モデリングは、ほぼ終了しています。
元にしたファイルのタイムスタンプは、なんと2002年1月23日(笑)
10年の時を経て今ここに召還するわけですな。
当然のことながら昔の作りかけのデータなんぞテンプレ程度にしかなりませんが、
それでもベストなバランスを試行錯誤していた形跡が垣間見えたりしてなんとも微笑ましい限りです。

で、80年代モデリングしかもワーロックベースとくれば誰が何と言おうとニッキー・シックスですよね。
まずうろ覚えで今回の仕様を決めたのですが、検索するうちに多少の思い違いがあったことが判明。
記憶と事実が一致していた部分は、特徴的な片側4連ペグのリバースヘッドに《R》のロゴ。
そしてニッキーに必要なのかどうか知りませんがバリトーンスイッチも付いたフルエレクトロニクス仕様。
で、思い違いの部分はブリッジがBADASS1ではなくB.C.Richの自社製ブリッジ。
そしてダイヤモンド(菱形)ではなくドット(丸型)のポジションマークだったというのが意外でした。
白ボディ(血糊ペイント)に黒バインディングと黒ボディに白バインディングの同仕様で2本確認。

年代的に考えるとワーロックベースにはバリトーンが省略されているのが普通なのですが、
ドットインレイなどの仕様が混在していることを考えると、ニッキー自身が仕様を決めた特注の可能性が高いと思います。
もしくは、80年代初期のB.C.Richは、まだまだハンドメイドが主だったためロット毎に仕様がバラついていたのかもしれません。
要するにたまたまニッキーが注文したらその仕様だった可能性も高いんですよね。
80年代後半になると、デタッチャブルネックでバリトーンありのニッキー仕様に近いワーロックベースがラインナップされています。
一方、日本のフェルナンデスが販売するワーロックベースのコピーモデルが意外にニッキー仕様に近い。
他のB.C.Richコピーモデルで使っていた回路を流用したらたまたま似ていた、という事だと思いますが、
デタッチャブルネックのB.C.Richを買うぐらいならスルーネックのフェルナンデス買っとけ、みたいな(笑)


トータルデザインとして考えるとポジションマークはドットではなくダイヤモンドであって欲しいし、
変なところだけ分厚い自社製ブリッジは僕の趣味では無い。
ということで、上の画像のように以前作ったBADASS1を使うことを前提に少々リファインしてネックの仕込み角度などを決定。
ベース用の自社製ブリッジは1980年辺りから使われ始めているようですが、
BADASSブリッジも並行して使われていたようなので特に問題は無いかな。
スルーネックだけど木目テクスチャは作らず白と黒でいきます。
完全なニッキー・シックス・モデルではないけど、雰囲気はそんな感じで。

フェルナンデスぽくなったらごめんよ(笑)


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